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徳島県で非住宅木造を建てる

病院や福祉施設、学校や庁舎の建築にぜひ取り入れたい、住宅以上の温かみが感じられる非住宅木造建築。こちらでは、徳島県の地域材を使った建築事例をまとめて紹介しています。

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徳島県の地域材を使った
非住宅木造建築事例

木岐聖ヶ丘農林漁業体験施設・
ドミトリー聖ヶ丘

木岐聖ヶ丘農林漁業体験施設・ドミトリー聖ヶ丘写真
引用元:四国の右下公式HP(https://shikokunomigishita.jp/spot/2018090600824/)

延床面積204平方メートルの木造平屋建ての、農林漁業体験施設の事例です。使用した木材はその全てが徳島県産のスギという、こだわりの県産木造施設です。

「事前復興」という新しい震災対策に取り組み先行高地移転を行った施設で、津波被害が予想される地域で津波の水位よりも高い位置に建築することで、事前にできる震災対策を実践したモデルとなりました。適切な土木工事と小さな基礎で、傾斜地に建てる工夫が詰まった木造建築です。

(株)日新四国工場社員
休憩所

(株)日新四国工場社員社員休憩所写真
引用元:建てようネット徳島公式HP(https://tokushima.tateyou.net/wooden_architecture_01/1723/)

延床面積462.83平方メートルの、木造2階建ての社員休憩所の事例です。老朽化した旧食堂を2019年3月に建て替えたプロジェクトで、社員チームが中心となって設計。合板を製造している自社の木材や、徳島スギを使用しました。100人が参加できる会議室としても利用できるメインの休憩室は、8間×6間を無柱空間にするためにスギ材のトラス梁を用いた構造となっています。

徳島県の地域材の利用推進状況

2013年4月に「徳島県県産材利用促進条例」を施行した徳島県は、積極的に県産材を取り入れている都道府県の一つです。

地域材という条件は含まれていませんが、徳島県の延床面積ベースでの公共建築物の木造率は、2010年の8.6%から、2019年は12.8%へと伸びました。2017年には20.9%を達成しており、より多くの非住宅木造建築物が着工されました。

参照元:参照元:林野庁公式HP「都道府県別公共建築物の木造率の状況」【PDF】(https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/riyou/attach/pdf/220323-2.pdf)

全国の非住宅木造建築の状況

木材を使用した公共建築物の建設は、2010年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されて以降、国と自治体を中心に推進されていますが、まだまだ対応できる工務店や建築会社が少ないのが現状。
このサイトでは、非住宅木造建築の構造設計から委託できる企業を紹介。中規模・大規模・環境配慮といった案件テーマ別におすすめ企業を選定しているので、ぜひ参考にしてください。

参照元:e-Gov法令検索(https://laws.e-gov.go.jp/law/422AC0000000036)

非住宅木造の構造設計から
委託できる企業3選

建築物別│非住宅木造建築の
構造設計から委託できる会社3選

非住宅木造建築において、構造設計から木材加工、調達、施工まで委託できる企業を紹介。造りたい建物ごとに強みがある企業をピックアップしているので、依頼に合わせて選択してください。

保育園・図書館

広さの異なる空間が混在する
中規模施設が得意

ティンバラム
南三陸町生涯学習センターイメージ
引用元HP:ティンバラム公式HP
(https://timberam.co.jp/works/works-256/)

住宅用柱材に適したMIYAGAWAミヤガワ、大規模で特殊加工に適したHUNDEGGERフンデガーUNITEAMユニチーム等の多彩な機械を保有。様々な広さ・空間へ適した機械を使い分けることで、設計や加工の自由度が広がります。木の特性をいかし意匠性が高く、愛される建築を実現します。

展示場・大規模ホール

大断面集成材を多く必要とする
大規模建築が得意

銘建工業
大東建託 「ROOFLAG賃貸住宅未来展示場」イメージ
引用元HP:銘建工業公式HP
(https://www.meikenkogyo.com/works/2434/)

CLT木材の国内シェアNo.1(※1)を誇る供給力や、大断面集成材専用の工場を保有し量産体制を整えています。大規模建築物のような、多くの構造材が必要になる案件でも、納期を心配することなく安定して木材を確保することができます。

サステナブル施設・店舗

SDGsがテーマの
環境配慮建築が得意

住友林業
物品販売店舗・事務所イメージ
引用元HP:住友林業公式HP
(https://sfc.jp/mocca/case/case03_07.html)

サステナブル建築物等を推進し、先進的な技術を積極的に取り入れています。コンセプト立案から依頼でき、企業の環境配慮における取組姿勢や思いを設計やデザインなどに落とし込みます。企業イメージの向上や環境配慮の姿勢を対外的にアピールすることに繋がります。

【選定条件】
2024/05/10時点、木造建築物を中心とした普及・発展の取り組みを行う「一般社団法人日本CLT協会」のHPにて、正会員かつ相談先企業として掲載されている35社(※2)のうち、構造設計を委託できる旨を確認できた19社を選定。
そのうち、建築物の依頼別に以下企業を選定しています。
・中規模建築物(ティンバラム)…HUNDEGGERなどのプレカットマシンを豊富に取り扱っていることから、空間に応じたマシンの使い分けが必要な中規模建築に適していると判断。
・大規模建築(銘建工業)…唯一、大規模建築に活用する大断面の木材加工を専門とした工場を持っていることから、大規模建築に適していると判断。
・環境配慮建築(住友林業)…サステナブル建築物等先導事業など新しい技術を取り入れていることから、環境配慮建築に適していると判断。
※1参照元:銘建工業公式(https://www.meikenkogyo.com/recruit/number/)2022年日本CLT協会調べ
※2参照元:一般社団法人日本CLT協会(https://clta.jp/partner/?this_partner_field%5B%5D=構造設計&searchText=