三東工業社は、CLT工法を用いた木造建築物の施工を得意としている会社で、JASの構造材活用宣言事業者の認定を受けています。
ここでは、三東工業社が手掛ける木造の非住宅建築物について、事例や特徴などを徹底調査しまとめました。非住宅の木造建築はまだ知見がある人が少ない、不足していると言われているので必見です。
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事務所(三東工業社信楽本店)にCLTを取り入れた事例です。CLTによる新たな可能性への挑戦を目的として、壁・床・屋根の構造材などにCLTが利用されています。また、木目の美しさを表現するために、CLTを現しとして利用しているのがポイント。CLTのデザインと機能性を伝えられるよう設計されています。
このほか、びわ湖スギなど滋賀県産材も積極的に使用するなど、木材の地産地消に取り組んでいる点にも注目です。
休憩所にCLTを採用した事例です。2022年6月5日に滋賀県で行われた「第72回全国植樹祭しが2022」に合わせて設置されました。樹種は国内産のスギを採用しています。
円形状にデザインされた床はびわ湖をイメージしており、床材にCLTが用いられています。また、壁にもCLTを採用するなど、積極的に利用しているのがポイント。このほか、休憩所に設置されたベンチにも木材が利用されています。
ホースシェルターにCLTを導入した事例です。CLT構造を用いた日本初(※)の厩舎で、CLTが動物にも寄与する素材であることの確認を目的に使用されています。壁や屋根の内装は現しとして仕上げ、CLTの迫力を感じられるようにデザインされているのが特徴。一方、馬房内部はCLT破損を防ぐために合板内張りを採用するなど、細部まで動物に配慮したつくりになっています。
三東工業社は、主にCLT工法を用いた木造建築を手がけている会社です。事務所や休憩所など、さまざまな施工実績を有しています。創業当時から建築工事に携わっており、JAS構造材活用宣言事業者にも登録されています。そのため技術力には確かなものがあるほか、豊富なノウハウを有しているのも特徴。顧客一人ひとりに合わせた提案を行っています。
三東工業社はCLTの普及にも積極的で、京都大学・滋賀県立大学との共同研究プロジェクトを実施したこともあります。同プロジェクトは、CLTを使った新たな建築需要創出と建築モデルの提案・評価を目的としたものです。三東工業社は同プロジェクトに参加し、CLTの普及推進に取り組んでいます。
三東工業社は、CLT工法を用いた木造建築物を得意としている会社です。CLTの普及を積極的に推進しているほか、多数の施工実績を有しています。もしCLTを使った非住宅木造建築に興味がある場合、同社に相談してみるとよいでしょう。
このサイトは、非住宅分野の木造建築に関して構造設計から委託できる会社をまとめたサイトです。TOPページでは、「大規模」「中規模」「環境配慮」といった造りたい建物別に、強みがある企業をまとめています。まだ知見のある人が少ない非住宅木造分野で深い知識を持った企業を厳選しているので、ぜひお役立てください。
保有している加工機 | 記載なし |
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使用可能なCAD/CAMソフト | 記載なし |
使用可能な木材 | 記載なし |
地域材(地域の木材)の 活用ができるか |
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会社名 | 株式会社三東工業社 |
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本社所在地 | 滋賀県栗東市上鈎480 |
電話番号 | 077-553-1111 |
公式HP | https://clt.santo.co.jp/ |
非住宅木造建築において、構造設計から木材加工、調達、施工まで委託できる企業を紹介。造りたい建物ごとに強みがある企業をピックアップしているので、依頼に合わせて選択してください。
保育園・図書館
広さの異なる空間が混在する
中規模施設が得意
住宅用柱材に適したMIYAGAWA、大規模で特殊加工に適したHUNDEGGERやUNITEAM等の多彩な機械を保有。様々な広さ・空間へ適した機械を使い分けることで、設計や加工の自由度が広がります。木の特性をいかし意匠性が高く、愛される建築を実現します。
展示場・大規模ホール
大断面集成材を多く必要とする
大規模建築が得意
CLT木材の国内シェアNo.1(※1)を誇る供給力や、大断面集成材専用の工場を保有し量産体制を整えています。大規模建築物のような、多くの構造材が必要になる案件でも、納期を心配することなく安定して木材を確保することができます。
サステナブル施設・店舗
SDGsがテーマの
環境配慮建築が得意
サステナブル建築物等を推進し、先進的な技術を積極的に取り入れています。コンセプト立案から依頼でき、企業の環境配慮における取組姿勢や思いを設計やデザインなどに落とし込みます。企業イメージの向上や環境配慮の姿勢を対外的にアピールすることに繋がります。