病院や福祉施設、学校や庁舎の建築にぜひ取り入れたい、住宅以上の温かみが感じられる非住宅木造建築。こちらでは、香川県の地域材を使った建築事例をまとめて紹介しています。
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延床面積406平方メートルの、木造平屋建ての物産館の事例です。木造在来軸組工法に漆喰塗や瓦葺き屋根など、伝統工法を採用。柱などの構造材や、格天井、腰壁などの造作材には香川県産のヒノキやスギを使用し、木材全体の60%以上に県産材を使うという、地産地消型の木造建築です。
2018年5月に竣工した、ショールーム兼事務所の事例です。延床面積746.37平方メートルの2階建てで、天井に県産材のヒノキを使用したハイブリッドのCLTを使用。構造はCLTパネル工法で、防火構造にもなっています。
木材の柔らかさと、大きな開口部による採光の魅力を活かしたデザインです。
2018年4月に「香川県県産木材の供給及び利用の促進に関する条例」を施行した香川県は、積極的に県産材を取り入れている都道府県の一つです。
国土交通省建築着工統計調査(各年度)のデータを元に林野庁が試算した資料によると、香川県の公共建築物の木造率(延べ床面積ベース)は、地域材という条件は含まれていませんが、2010年の4.3%から、2019年は20.0%とおよそ5倍に伸びました。
全国の非住宅木造建築の状況
木材を使用した公共建築物の建設は、2010年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されて以降、国と自治体を中心に推進されていますが、まだまだ対応できる工務店や建築会社が少ないのが現状。
このサイトでは、非住宅木造建築の構造設計から委託できる企業を紹介。中規模・大規模・環境配慮といった案件テーマ別におすすめ企業を選定しているので、ぜひ参考にしてください。
非住宅木造建築において、構造設計から木材加工、調達、施工まで委託できる企業を紹介。造りたい建物ごとに強みがある企業をピックアップしているので、依頼に合わせて選択してください。
保育園・図書館
広さの異なる空間が混在する
中規模施設が得意
住宅用柱材に適したMIYAGAWA、大規模で特殊加工に適したHUNDEGGERやUNITEAM等の多彩な機械を保有。様々な広さ・空間へ適した機械を使い分けることで、設計や加工の自由度が広がります。木の特性をいかし意匠性が高く、愛される建築を実現します。
展示場・大規模ホール
大断面集成材を多く必要とする
大規模建築が得意
CLT木材の国内シェアNo.1(※1)を誇る供給力や、大断面集成材専用の工場を保有し量産体制を整えています。大規模建築物のような、多くの構造材が必要になる案件でも、納期を心配することなく安定して木材を確保することができます。
サステナブル施設・店舗
SDGsがテーマの
環境配慮建築が得意
サステナブル建築物等を推進し、先進的な技術を積極的に取り入れています。コンセプト立案から依頼でき、企業の環境配慮における取組姿勢や思いを設計やデザインなどに落とし込みます。企業イメージの向上や環境配慮の姿勢を対外的にアピールすることに繋がります。